[工場マン物語]第5話:貯まらないお金。今までの自分と決別の時。

工場マン物語5話

〜前回のあらすじ〜

結局パチンコに行くバカがそこにいた、、、、

工場マン

前回の話はこちら→[工場マン物語 ]第4話:東京でリスタート!物語はここから始まるはず、、、だった

悪魔の誘いを受けてせっかく我慢していたパチンコも数ヶ月で解禁した男がそこにいた。

そこからパチスロ仲間と飲むようにもなり、ますます出費が増える工場マンであった。。。

 

当たり前の結果

 

そんな生活が始まった途端当然の事態が起きるのであった、、、それは、、

 

工場マン物語

 

まぁ当たり前の結果だよね。

我慢していた反動もあってめちゃくちゃ散財するようにもなり、パチンコ再開した2ヶ月後には残高がなくなり

 

給料日前には会社の食堂と会社の冷水機から水を持ち帰ってなんとか繋ぐという哀れな生活を送っていました。

 

会社が休みの日は食堂がやっていないのでパン1個で耐えるような生活。。。

月の手取り30万近く貰っておきながらそんな生活を送らなければならないバカがそこにいたのだった。

 

本当の決意の時

 

そんな生活が東京に出て半年経ったある日、久しぶりに地元の友達から連絡があった。

地元のみんなで集まって旅行をしようという計画だった。

ちょうど有給も出たので平日に3連休を取り行く計画を立てた。

相変わらず貯金は無いが旅行の日は給料日の数日後だったので大丈夫、、、

そう、、きっと大丈夫なはずだったのに、、、

 

時は進み旅行前の土曜日、、、給料も振り込まれている。。。

ここでパチンカス特有のチャレンジ精神が発動する。。。

 

パチンコ店

 

はい!出ました!金使う前にパチンコで増やせると思ってしまう根拠のない自信!

なぜでしょう?当時はなぜか本気でそう思っている自分がいるのです。

結果は当然、、、

旅行どころでないくらい死ぬほど負けた、、、

土曜日に負けて、取り返そうと日曜日に再戦しさらにボコられるという最強コンボを決め見事に敗戦。

 

旅行?

 

当然断りました!!

 

適当に理由つけてキャンセルしました。

その時は負けすぎた喪失感で何かを考える余裕はありません。

しかし旅行をキャンセルした後悔は数日後に、、、

それは友達がSNSにアップした行くはずだった旅行の写真でした、、、

みんな楽しそうにしていて、それを見た時に自分は、、、

工場マン物語

 

 

チョッパー並みにめっちゃ泣いた

本当に「ウオンウオン」とかいって号泣してた、、、

 

友達に嘘をつき、旅行にも行けない、せっかく取った有給も何もできず消化し、、、思い出のひとつも残せない、、本当に何もない

ただただ自分が情けなくて哀れでくだらなくて、、、

 

人が変わるには何か強烈なきっかけが必要というが、自分はまさにこの時だったのだろう。

 

「人はいつ変わると思う?」

「パチンコで負けた時?違う!なんとなく変わりたいと思った時?違う!」

「今すぐ自分を殺したいと思った時さ」

 

〜次回に続く〜

工場マン物語5話
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